本記事では通販大好きな筆者が実際に購入した製品を、次の5段階で評価します。
ポイント
無評価:目的に合わなかった
評価D:用をなさない
評価C:次回は他の製品を選ぶ
評価B:特に不満は無い(普通)
評価A:他の製品を試す必要はない
評価S:年度代表レベルのベストバイ
評価S THE NORTH FACE バルトロライトジャケット
今回のお買い物は、ノースフェイスの「バルトロライトジャケット」です。
2023年はやたらとノースフェイスを買い漁りましたが、そのラスボス的なアイテムになります。
筆者は30年ほど前の第一次ブームを経験しているので、正直なところノースフェイスには、猫も杓子もブランド品に飛びついた平成初期を回顧せずにはいられないんですが、ここ数年のブーム再燃は品質の良さが再評価されたものと考えています。
ちなみに、商品名の「バルトロ」は、ヒマラヤにあるバルトロ氷河が名の由来とのこと。定番のヌプシジャケットもそうですが、ノースフェイスは山に由来した商品が多いですね。そのようなウンチクにふさわしく、保温性と防風性能に特化した仕様となっています。
購入前に目にしたレビューでは、「タウンユースなら下はシャツ1枚で十分」と書かれていましたが、筆者自身の実感ベースでもそのとおり。筆者の生活環境では氷点下こそ稀なものの、朝7時では4度前後まで気温が下がりますが、肌着一枚の上から羽織るだけ、もう寒さを感じません。ちょっとコンビニなどに行きたいとき、わざわざ下に着込む必要がないのは便利ですよ。
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また、表面素材にはGORE-TEX社のウインドストッパーを使用しており、防風性能も強強(つよつよ)です。筆者は片道20分の仕事場まで自転車で通っていますが、これまでセーターの上から、パタゴニアの薄手のダウンとマッキントッシュのキルティングジャケットを2枚重ねしていたところ、バルトロライトジャケットなら1枚で十分、セーターも不要になりました。
しかも、商品名に「ライト」と入っているとおり、モコモコした見た目に反して軽量なのも良き。筆者はバブアーのジャケットも所有していますが、いかに冬物とはいえ重たい衣類は着用頻度が減ってしまうんですよね。
やや評価が分かれそうなのが、前身頃の留め具にベルクロを使用している点でしょうか。ジッパー部からの空気の侵入を防ぐために必要な仕掛けですが、脱ぎ着するたびにベルクロをバリバリするのは、耐久性の観点からも気になります。また、引き手が2つある逆開ファスナーは、慣れても一発で閉まらないことがよくあります。ただこれは逆開ファスナーそのものの問題なので、YKK側の技術革新を期待したいところです。
購入にあたっての助言として、サイズ感についても触れておきたいと思います。
今回はネット購入のためサイズ選びには慎重を期しましたが、身長181cmで標準体重よりチョイ重めの筆者の場合、XLサイズでジャストフィットでした。ダウン量が多いため、ジャストサイズでもタイトな着心地になります(特に腕周り)。また、気持ち大きめのほうが手の甲が覆われて温かいので、防寒具として運用するなら袖丈は重要だと思います。あまり身長180cm以上の着用例がなく、178cmのモデルがLサイズを着ている写真を見て迷いましたが、筆者の場合はXLで正解でした。
また、毎年新作が出ると即完売するような人気モデルなので定価購入もやむなしで、しかもここ数年は毎年値上がりしている状況ですが、年末年始頃になると売れ残りを回避するため値下げに走るショップも出てきます。筆者の購入例では、税込定価64,900円のところ、人気色のブラックを48,230円(+961ポイント還元)で購入できました。おそらく限界価格に近いのではないかと思います。
筆者はヤフーショッピングを利用しましたが、リンク先に値引き購入やポイント還元のノウハウをまとめているので、もしよければ参考にしてみてください。
なお、ノースフェイスは偽造品が報告されているブランドです。20年以上も前の筆者の経験ですが、中国の屋台街に行くと日本円で1千円とか2千円でノースフェイスの偽造品が売られており、偽造ロレックスなども土産物としてよく売れていました。なので、筆者はメルカリでブランド物は絶対に買いません。さすがに大手通販サイトで偽造品を流すような怖いもの知らずは稀だと思いますが、やたら安い値段で全色在庫有りみたいなショップも実際にあるので、実店舗の有無など注意が必要です。
この製品の良いところ
- 光電子ダウンによる高い保温性
- 表面生地がGORE-TEXで防風性能が高い
- モコモコなのに非常に軽量
この製品の気になる点
- ベルクロの留め具は好き嫌いが分かれる
- 逆開ファスナーが締めづらい
購入時期:2023年12月