引き出しの中で散らかりがちな文房具類を整理するため、下村企販のスライド式整理トレーを購入しました。
この手のグッズは「便利そうで使いこなしが難しい」ため、キレイに使える収納例などを交えつつレビューしていきたいと思います。
スライド式整理トレーの概要
サイズ
本体サイズは、幅24cm・奥行31cm・高さ6.5cmとなっており、A4サイズより3cmほど幅広となっています。意外に高さがあるので、購入前に引き出しの内寸を測っておいたほうが安心です。
競合製品
参考まで競合製品をピックアップしてみました。際立って特徴的な製品は無いため、仕切りのレイアウトやトレーの有無などを判断基準に選べばよいと思います。
メーカー | 下村企販 | パール金属 | ライオン事務機 | プラス |
製品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
製品名 | 24680 | C-836 | CS-58-BK | 63-812 |
サイズ | 24×31×6.5cm | 24.2×31.2×6.6cm | 32×42.5×4.8cm | 25×31×3.7cm |
実際に使ってみての感想(上手に使いこなすコツ)
使い方に決まったルールはありませんが、筆者の収納例をご紹介します。この手の整理用品をなかなか使いこなせない人の参考になればと思います。
改善の余地はあると思いますが、まずまずの使い勝手に満足しています。この手の整理トレーを使いこなせないという人は、ぜひ次の2点をご確認いただければと思います。
ペンを入れすぎない
使いこなしの最大のコツは、「ペンを入れすぎない」ことです。
シャープペンシルやマーカーなど、手持ちのペン類をすべて詰め込もうとすると、筆記具だけでトレーが一杯になってしまいます。これでは見栄えも利便性も悪くなり、整理しようという意欲すら失われるというものです。
下の画像はメーカーによる製品使用例ですが、片付いて見えるのはペンが入っていないためですね。ペンだらけの製品使用例はまずありません。
筆者も、よく使う筆記具はペン立てに入れ、整理トレーに収納するのは使用頻度の低いサインペンくらいにしています。
文具ごとに定位置を決める
文具ごとに定位置を決めておくと、整理トレーの使い勝手が飛躍的に高まります。
筆者の場合、「付箋は手前、ハサミは右、ホチキスやスティック糊はスライドトレー」という感じで、文具ごとに定位置を決めています。これだけの工夫で、文具を探す時間と手間が大幅に減り、整理トレーを使うメリットが出てきます。
また、1つのエリアに複数の文具を入れる場合には、文具が重ならない程度にとどめることもポイントなのでご留意ください。
カラトリー(食事道具)入れに使うなら
整理トレーをカラトリーの収納に使う場合、次の2点が重要です。このお約束を守らないと、3日も経たないうちに整理トレーの中がグチャグチャになります。
- お箸を入れない
- 毎日使うものを入れない
お箸を入れてはいけない理由は、文具整理トレーに鉛筆を入れてはいけないのと同じです。お箸は来客用や予備用を含めると、かなりの本数があるはずなので、柄も素材も異なるお箸を一か所に詰め込むと汚らしく見えます。また、お箸はペアで使うものなので、本数が多いと探しづらくなるのも問題です。
また、毎日使うものを入れてはいけない理由は、洗い物のたびに整理して収納するのが面倒だからです。面倒なことは長続きしません。整理トレーに入れるなら、使用頻度の高くないもの(ナイフ、箸置き、来客用など)を選びましょう。
まとめ:適切に使えばかなり便利なアイテムです
上でも書いたとおり、整理トレーを便利に使うためには、収納のコツがあります。
使い方の大原則として重要なのは、手持ちの文具を全部入れようとは考えないこと。例えば筆者の場合、もちろん自宅にはホチキスの芯やクリップ類などもありますが、それらの文具は整理トレーに入れていません。
ついつい「詰め込みたい!」の誘惑にかられがちですが、その気持ちを抑えるのが整理トレーを便利に使うポイントです。