2024’最新!結ばない靴ひもの選び方とおすすめは?

今回は、子どもや高齢者にうれしい「結ばない靴ひも」の選び方とオススメを検証します。

こちら、「ひも靴をスリッポン感覚で履きたい!」という人に大人気のアイテムで、Amazonでは1千件以上のレビューが付いている製品もあります。また、おしゃれな子供靴は基本的にひも靴なので、そろそろマジックテープを卒業させたい親御さんもオススメです。

なお、ファミリー用品については他にも書いていますので、あわせてお読みいただければ幸いです。

本記事の推定読了時間は6分です。「そんな長ったらしいレビューは読みたくねえっ」という方のために、先にベストバイだけネタバレしておきます。理由については後述のとおりです。

【推奨】まずはお父さんに買ってほしい革靴専用タイプ

スニーカー用の結ばない靴ひもは後回しにして、革靴専用タイプを真っ先にオススメします。

ベストバイ 革靴専用タイプ 履きやすさと外観美を両立した大人気商品

まずは下の画像をご覧いただきたいのですが、どう見ても「結ばない靴ひも」には見えません。スリッポンのような履きやすさと、まるでお店に陳列された靴のような外観美を兼ね備えた、「これぞ機能美」と唸らせる完成度の高さです。

あとで紹介するスニーカー用の靴ひもは、どれにせよ一長一短ありますが、革靴専用タイプは「ほぼ長所しかない」優れモノです。

製品の構造は、下の画像のゴムパーツで左右を固定します。留め具の表面はひも模様に加工されているため、違和感のない印象となるよう工夫されています。

全ビジネスマン必見のアイテムですが、ぜひ高級靴マニアの方にも試していただきたいと思います。筆者もエドワードグリーンやジョンロブなど何足も所有していますが、靴ひもに汚れが染みたり、ひもの繊維がほつれたり、靴ひもが美観を台無しにすることはよくあります。ひもにはひもの良さもありますが、一度使うと離れられない魅力がこの製品にはあります。

【図解】1分でしっかり分かる!結ばない靴ひもの特徴と選び方

個別製品を比較する前に、まずは製品選びのポイントから説明します。

結ばない靴ひもには、大きく分けて5種類の製品があります。それぞれの特徴をまとめたものが下の図です。価格は数百円から1千円前後のため、あまりコスパを意識する必要はありません。

スニーカー用の「結ばない靴ひも」は、取り付け後のサイズ調整が可能なものと不可能なものがあるため、ちょっとした運動にも使うのならば、つぶつぶ式かプルロック式をお勧めします。一方、ねじ込み式とゴムレース式は普通の靴ひもに近い外観のため、町歩きなどの普段使いに好適です。

タイプ別のおすすめ製品はこれだ!

ここからは、靴ひものタイプ別に個別製品の長所・短所とおすすめ製品を詳しく検討します。タイプごとに長所と短所がハッキリしているので、使用する人の年齢なども考慮しながら選んでください。

つぶつぶ式 取り付けが簡単。フィット感重視ならコレで決まり

まずは、昔からある「つぶつぶ式」のタイプ。弾力性のある「つぶ」が紐穴に引っかかることで、靴ひもを固定する仕組みとなっています。通常の靴ひもと同じように取り付けられるため、装着とサイズ調整が簡単なのが最大のメリットとなります。

つぶつぶ式靴ひものオススメは、安心の日本製で先端固定フック付きの「キャタピー」で決まり。カラバリが豊富なだけでなく、つぶつぶが目立たないタイプもラインナップしています。ノーブランド品が多い中で、ずば抜けてコナレ感のある製品です。

先端部分のみツブが付いた「キャタピー AIR+」と、ひも全体にツブの付いた「キャタピー RUN+」あり、ツブが目立たないのは前者、フィット感重視なら後者となります。蛍光色や柄物などカラー豊富なので、おしゃれ上級者ならデザインで遊ぶのもアリ。

製品名エアプラスランプラス
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特長ひもの先端部分のみツブが付いており、見た目が自然。普段使いならコレひも全体にツブが付いており、フィット感が高い。運動向けだが、デザインで遊ぶのもアリ

ひもの長さは70cmと55cmの2種類があるため、下のサイズ表を参考にしてください。大人用のウォーキングシューズの場合、6番目のひも穴まで結ぶのが通常です。他のタイプの製品と違い、ひもを切って長さを調節することができません。長すぎると先端が邪魔になり、短すぎると装着できないため、足のサイズにあった長さの製品を選ぶ必要があります。

足の大きさに応じてサイズを選びましょう

さらに、このタイプの製品はひもの先端が外側に飛び出すのが欠点でしたが、余ったひもを折り曲げて固定するフックが付属しています。つぶつぶ式の最大の欠点をカバーする唯一の方法かと思います。

このように、見た目のインパクトが強烈なつぶつぶ式ですが、取り付け方法が通常の靴ひもと同様なのは大きなメリットです。複雑な作業が苦手な方だけでなく、子供や高齢者にも扱いやすいでしょう。

この製品の良いところ

  • 取り付け方が通常の靴ひもと同じで扱いやすい
  • ツブが目立たない「CATERPY AIR+」をラインナップ
  • 折り曲げフック付きで見た目もスッキリ
  • 安心のMade in Japan(日本製)
  • 蛍光色や柄物などデザインが豊富

この製品の気になる点

  • ひも穴の数と靴の大きさによりサイズ選びが必要
  • 良くも悪くも目立つデザイン

ねじ込み式 スリッポンの履きやすさと違和感の少ないデザインが魅力

お次は、金属パーツが特徴の「ねじ込み式」。後述の理由から「やや緩め」に取り付けるのが基本で、スリッポンのように履きたい人に向いています。

また、ひもの先端に取り付けた金具をドッキングする構造のため、他のタイプの結ばない靴ひもとは異なり、スッキリした外観もポイント高めです。合皮素材を多用したポップな靴には、通常の蝶結びよりマッチするかもしれません。また、余分な長さはカットできるフリーサイズなのも、購入時の安心材料となります。

一方、カットした先端の焼き止めなど、取り付け作業は少し厄介です。子供用に使う場合には、大人がサポートする必要があります。切ったヒモは元に戻せないので、サイズ合わせは慎重に。

ねじ込み式は構造が単純なため、製品ごとに機能的な違いはさほどありません。あえて推奨するなら、留め具のカラバリが11色もあるHXAYRでしょうか。シルバーやブラックのみの製品が多い中で、メタリックによる多色展開は貴重です。

なお、ねじ込み式はいったん取り付け後は長さの調節が難しいため、「やや緩め」に取り付けるのが基本です。スリッポンのように履ける快適さがある反面、スポーツのようなフィット感重視の用途には不向きとなります。

この製品の良いところ

  • スリッポンのように履ける手軽さ
  • デザイン的な違和感が少ない
  • 余分な長さはカット可能なフリーサイズ

この製品の気になる点

  • ハサミで切ったり取り付けが面倒
  • 取り付け後は長さ調節が難しい
  • フィット感重視の用途には向かない

プルロック式 ハイテクスニーカーの外観と、無段階の長さ調整が特徴

機能性で選ぶなら、プルロック式がオススメです。ハイテクスニーカーのような見た目もさることながら、取り付け後もヒモの長さを無段階調節できる唯一の方式となります。

高機能かつ構造はシンプルという理想的な製品ですが、見てのとおり「ヒモというよりはゴム」のため、外見上はやや違和感があります。プラスチックのチープな素材感もあいまって、デザイン的に靴との相性も選ぶでしょう。また、プーマのディスクシステムほど本格的な構造でもないため、つま先側ほどヒモが緩みがちになる欠点もあります。

上で紹介したねじ込み式と同じく構造が単純なため、製品ごとに機能的な違いはさほどありません。コスパ重視で低価格な製品を選ぶのもアリでしょうし、500万本の販売実績を誇る元祖「Lock Laces」や、国内では「INMAKER」なども定評があります。

なお、プルロック式は取り付け方法がプラモデル的なため、この手の作業に慣れていない人にはサポートが必要です。

この製品の良いところ

  • 取り付け後も長さを無段階で調節可能
  • カット可能なフリーサイズ

この製品の気になる点

  • ヒモというよりはゴム?
  • デザイン的に靴との相性を選ぶ
  • この手の作業に慣れない人には取り付けが大変

ゴムレース式 遠目には靴ひもにしか見えない?違和感の無さが魅力

ゴムレース式は、シリコン製の留め具で左右のひも穴を固定します。靴ひもの先端が見えないため、まるでショーケースに並ぶ靴のように非常にスッキリした外観が特徴です。カラバリも豊富なので、デザインで遊んでみるのも面白いと思います。

ゴムレース式には、「ひも穴に引っ掛ける」タイプと、「輪っかを作って固定する」タイプがあります。引っ掛け型は表面部がヒモ模様となっているため、遠目には普通の靴ひもにしか見えません。輪っか型は2段階のサイズ調整が可能です。

タイプ引っ掛け型輪っか型
画像B07TRKC828B08LX44M7Q
特徴遠目には普通の靴ひもにしか見えない外観。サイズ調整できないので甲高の人は注意若干のサイズ調整は可能ながら、外観的にはやや違和感がある

一方、ゴムレース式はパーツが多いので取り付けは面倒です。また、構造上、パーツが一本でも紛失したり劣化してダメになってしまうと、まるごと買い換えになる点も注意が必要です。

ゴムレース式の製品はあまり選択肢がないので、様々なタイプの結ばない靴ひもを手広く販売しているRJ-Sportの製品が探しやすいと思われます。カラバリも12色あるので、靴のデザインに合ったカラーが見つかるはずです。

なお、ゴムレース式は伸縮性があるもののワンサイズのため、甲高の人には注意が必要です。心配な人は、つぶつぶ式やねじ込み式など長さ調節が可能な製品を選ぶのが無難です。

この製品の良いところ

  • 遠目には普通の靴ひもにしか見えないデザイン
  • 靴ひもの先端が見えないのでスッキリ
  • スリッポンのように履ける手軽さ

この製品の気になる点

  • パーツが多いため取り付けは面倒
  • ワンサイズのため甲高の人は注意

革靴専用タイプ 標準装備としたいほどドレッシーな外観に!

革靴専用タイプは、男性用ビジネスシューズに最適です。デザイン的にも革靴との相性が抜群に良いのが特徴で、蝶結びが不要なためドレッシーな印象となります。まるでお店に陳列された靴のような外観となるため、高級靴に試してみるのもアリだと思います。

上で紹介してきたスニーカー用の靴ひもは、どれにせよ一長一短ありましたが、革靴専用タイプは「ほぼ長所しかない」優れモノです。

製品の構造は、下の画像のゴムパーツで左右を固定します。留め具の表面はひも模様に加工されているため、違和感のない印象となるよう工夫されています。

なお、パーツが多いので初回の取り付けは面倒ですが、ビジネスマン向けの製品なので難しいということはないでしょう。また、素材に弾力性があるため、革靴ならではの「カチッとした締め付け感」はやや薄れます。英国系の高級靴に慣れた人には少し違和感があるかもしれません。

この製品の良いところ

  • デザイン的な相性が抜群に良い
  • 結ばない靴ひも特有の違和感が無い

この製品の気になる点

  • 革靴ならではの締め付け感はやや減退
  • パーツが多いため取り付けは面倒
  • ワンサイズのため甲高の人は注意

以上が「結ばない靴ひも」の選び方とおすすめ製品となります。

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