電動自転車2019【決め手はバッテリー性能】国内3大メーカー77車種からベストバイを選ぼう

こんにちは、ひかぱんです。

今回は、電動アシスト自転車の国内3大メーカーであるPanasonic、ヤマハ、ブリジストンの全77車種から、ベストバイを検証していきますね。

こちら、日常生活のマストアイテムですが、「何がどう違うのかサッパリ分からない!」という声を多く耳にします。この記事を読んでいただければ、必ず、あなたのベストバイが見つかるハズですよ。

ベストバイは Panasonic「ビビ・DX」に決定

「長ったらしいレビューは読みたくねえっ!」という方もいらっしゃると思うので、先にベストバイとセカンドバイを書いてしまいます。ここだけでも読んでください(滝汗

1人乗り電動自転車のベストバイは、Panasonicの「ビビ・DX」です。

電動アシスト自転車は、自転車にモーターとバッテリーを積んだだけのシンプルな製品だけに、機能的な特長を打ち出しづらい製品です。(ブリジストンの「小技」機能については後述します)

その中で、たった一つだけ、客観的に比較可能な性能差が出るのが「バッテリー性能」です。

各社主力モデルのバッテリー容量と価格を比較すると、下表のとおりPanasonic製品のコストパフォーマンスが光ります。

やっぱりパナ最強!

メーカーモデルバッテリー容量価格
Panasonicビビ・DX16.0Ah11万800円
ヤマハPAS With15.2Ah11万円
ブリジストンフロンティア デラックス14.3Ah12万4,800円

バッテリーを自社生産できるPanasonicは、バッテリー容量がピカイチであり、かつ、市場シェアの半分を握るトップシェアメーカーであるため、コストパフォーマンスも最強です。

ポイント

Panasonic製品はバッテリー容量とコストパフォーマンスが優秀なので、「迷うならパナ」と考えておけば間違いありません。

子供乗せモデルもPanasonicが強い

さらに、子供乗せモデルのベストバイも、Panasonicの「ギュット・アニーズ・DX」です。

こちらの車種も大容量16.0Ahバッテリーを搭載し、他社製品より1万円ほど低価格なコスパ優秀車種となっています。

なお、チャイルドシートは付け替えが可能なので、最初に前乗せタイプを購入し、あとから後部シートを追加購入するといったカスタマイズももちろんOKです。

セカンドバイに厳選4車種

さらに、セカンドバイとして4車種をピックアップします。それぞれに強力な特長があり、ベストバイ以上に「買い」かもしれません。

メーカーモデル特長
Panasonicビビ・EXスマートキー「ラクイック」搭載の最上級モデル(筆者愛用)
Panasonicビビ・SXコスパ最強。駅前までのチョイ乗りならコレ!
Panasonicギュット・アニーズ・KE最強20.0Ahバッテリー搭載。子供2人乗せでも安心
ブリジストンフロンティア ラクット自動充電機能搭載でコスパも優秀

まず、筆者も愛用中の「ビビ・EX」です。ベストバイとした「ビビ・DX」より2万円以上高いのがネックですが、スマートキー「ラクイック」は心の底から便利!予算に余裕があるなら買って悔い無し。

同じくPanasonicの「ビビ・SX」は、実売8.5万円の低価格機。片道1kmくらいのチョイ乗りなら十分で、この価格で8.0Ahバッテリー搭載はPanasonicだけ!

子供乗せモデルの「ギュット・アニーズ・KE」唯一の20.Ahバッテリー搭載車種。バッテリーを消費する子供2人乗せや、アップダウン多めの使用環境でも安心です。

最後に、ブリジストンの「フロンティアラクット」です。こちら、ブリジストンの独自機能である「走りながら自動充電」を搭載しながら、ブリジストン製品の中ではコスパ抜群です。適応身長は130cm前後以上となっており、乗り降りのしやすさもGoodです。

国内3大メーカーの特長

電動自転車の国内3大メーカーと言えば、Panasonic、ヤマハ、ブリジストンの3社です。それぞれの特徴をザッと確認してまいりましょう。

《Panasonic》電動自転車業界の最大手はPanasonicです。市場シェアの半分を握る圧倒的なマーケットリーダーです。Panasonicの強みは、電動自転車のキーパーツであるアシストユニット、バッテリー、フレームを自社生産できることでしょう。その分だけ製品のコストパフォーマンスが高いことは後半で説明します。

《ヤマハ》ヤマハとブリジストンの業界シェアはあまり変わりません。ヤマハの特長はモータースポーツで培ったデザイン性の高さですね。実際のところ、店頭で見比べるとヤマハの電動自転車はちょっとだけカッコいいです。

《ブリジストン》Panasonicとヤマハに比べて「決め手」に欠けるブリジストンですが、「走りながら自動充電」という独自機能を搭載しています。どちらかと言うとマニア受けする、「小技で攻めるメーカー」という印象があります。

ポイント

フレームからアシストユニットまで自社生産できるPanasonicが有利なのは当たり前。迷ったらPanasonicを選べ!というのが、メーカー選びのポイントです。

電動自転車を選ぶポイント

では早速、具体的な比較検討に移ります。

個別製品の比較を行う前に、まずは電動自転車選びの視点(ポイント)を確認していきましょう。

1人乗りモデル or 子供乗せモデル

電動自転車選びで最初の分岐点になるのが、「1人乗りモデルか子供乗せモデルか」の選択です。

「子供乗せモデルってチャイルドシートを積んでるだけでしょ?」と思いがちですが、車体フレームの構造が全然違いますから注意してくださいね。

論より証拠で、下記の比較画像をご覧ください。

どちらもPanasonicの製品で、上が子供乗せモデル(ギュット・アニーズ)、下が1人乗りモデル(ビビ)となります。

違いは一目瞭然!

これはもう、一目瞭然ですね。

子供乗せモデルは、チャイルドシートを低い位置に設置するため、車輪が小口径になっています。ハンドルとサドルの間のスペースにも余裕があるため、運転者の乗り降りもラクラクです。

逆に、子供乗せモデルのデメリットは、車輪が小さいため段差走破性が低く、直進安定性にも欠けます。要するに、安全面では1人乗りモデルに劣るということです。急な段差や、高速運転時の急ハンドルには注意してください。

このように、1人乗りモデルと子供乗せモデルとでは、車体の作りがまるで別物なので、「子供が大きくなったらチャイルドシートをはずして使おう」と考えている方は注意してください。子供乗せモデルからチャイルドシートを取り外しても、1人乗りモデルと同じものにはなりません。

バッテリー性能

電動自転車のメカニカルな性能で重要なのは、加速性能ではなくバッテリー性能です。バッテリー性能は1回の充電で走れる距離の目安なので、日々の使い勝手に影響します。

バッテリー性能は数値化できるため、製品間の性能差がハッキリと出ます。電動自転車のベストバイを検討する上で、絶対に見逃せないのがバッテリー性能なのです。

しかも、バッテリー性能は「業界統一テスト」が実施されているため、信憑性の高い製品スペックです。


業界統一テストによるバッテリー性能の計測方法

また、当然と言えば当然ですが、高級機種ほど大容量のバッテリーを積んでいます。そして、バッテリー容量が大きいことによるデメリットは無いので、予算の許す限り、バッテリー容量の大きい製品を選びましょう。

ちなみに、価格帯別に標準的なバッテリー容量は以下のとおりです。

価格帯バッテリー容量
高級機種15Ah~
標準製品12Ah~
普及価格帯6Ah~

走行距離の目安として、中価格帯製品の通常モードの場合、カタログ値では50キロくらい走ります。坂道や段差の多い道、信号の多い市街地では、それほど走りません。(ちなみに、1リッターあたり40km走ると謳われているプリウスでも、市街地では20km前後しか走りません)

あると超便利なスマートキー

製品間の細かな違いは後半で比較していきますが、これだけは便利なので先に紹介します。

Panasonicの最上位機種(EXシリーズ)のみに搭載されている「ラクイック」という機能です。

最近の自動車ではスマートキーが当たり前になりましたが、それと同じ機能がラクイックです。

ラクイック搭載機種であれば、自転車の鍵(スマートキー)をバッグの中にいれたままでも、サドル部の電源ONと同時に車輪ロックが解除されます。

ラクイックがあれば、自転車の鍵穴にガチャガチャする必要はありません。こうしたオマケ機能で製品選びをするのは禁物ですが、ラクイックだけは別格です。自分も実際に購入して使っていますが、乗り降りのたびに便利さを実感しています。ラクイックのためにPanasonicのEXシリーズを指名買いする価値があります。

身長160cm以下の人は「適応身長」に注意

また、どれだけカッコいい電動自転車であっても、自分の身体にフィットしない製品は避けるのが鉄則です。

注目してほしいのは、カタログに小さく書かれた「適応身長」です。

モデル適応身長(下限)
子供乗せ、通勤・通学モデル140cm前後~
お洒落系、スポーツタイプ150cm前後~

たった10cm程度の違いですが、甘く見てはいけません。

例えば、Panasonicのスポーツモデル「ベロスター」の場合、適応身長は149~185cmとなっています。

「149cm以上なら女性でも大丈夫では?」と思うかもしれませんが、身長180cmの筆者でも乗り降りするときはつま先立ちになります。もしも身長149cmの方が乗ったとしたら、運転はできても、乗り降りが大変だと思います。

「トップチューブ」に注意

矢印で示した部分は「トップチューブ」と呼ばれるパーツです。フレームにトップチューブのあるスポーツモデルの場合、乗降時に片足を高く上げる必要があります。したがって、トップチューブのある製品は適応身長が高い、このことは覚えておいて損はないでしょう。

意外に重要ではない加速性能

電動自転車の購入希望者の多くは、加速性能が最も重要なスペックだと考えていると思います。

しかし、電動自転車の動力性能には法規制があるため、加速性能を青天井に高めることはできません。自転車には免許制度が無いので、道路交通上の安全を考えれば当然です。

家電量販店の自転車メカニックにレクチャーを受けたところ、10万円以上の高級機種の場合、加速性能の違いに体感差は無いとのことでした。ヤマハの一部モデルでは加速性能を強くアピールしていますが、値段なりの違いがあるかは、ぜひ試乗して確認してみてください。

個別製品の特長と比較

ここからは、個別製品の特長などを比較しつつ、ベストバイを検討していきたいと思います。

Panasonic

まずは業界トップシェアのPanasonic製品から検証していきましょう。

Panasonic製品の特長は、他社の追随を許さないバッテリー性能と、便利すぎるオマケ機能「ラクイック(スマートキー)」です。

バッテリー性能とコスパで圧倒的に優秀

Panasonicの電動自転車の特長は、なんと言ってもバッテリーです。

Panasonicのおすすめ

  • バッテリー容量が大きい
  • コストパフォーマンスが良い
  • ラクイックが便利すぎる

まず一番のポイントは、バッテリー容量の大きさです。

Panasonicは多くの機種で16.0Ahバッテリーを採用していますが、ヤマハ・ブリジストンは15.4Ahが最大です(しかも、最上位機種など一部製品にしか搭載されていません)。

また、Panasonicでは廉価モデルにも8.0Ahバッテリーを搭載しており、ヤマハ・ブリジストンの6.2Ahより30%もバッテリー容量が多いです。低容量クラスでの30%は大きな違いなので、廉価モデルを買うならPanasonic以外に選択肢はありません。

さらに、Panasonicはバッテリーを自社生産できるためコスパが良く、定価10万8,800円の普及モデル「ビビ・L」にも16.0Ahバッテリーを搭載しています。(価格は税抜き、以下同じ)

バッテリー容量でコスパを比較すると、Panasonicはヤマハ・ブリジストンより3万円ほど低価格となっています。このコスパの良さこそ、Panasonicがトップシェアを誇る理由です。

ポイント

電動自転車のスペックで、客観的に比較可能な要素はバッテリー性能だけ。Panasonicのバッテリーは、容量もコスパも最高です!特に廉価モデルならPanasonicが正解。

スマートキー機能「ラクイック」が便利すぎる

基本性能以外で注目すべきなのが、スマートキー機能「ラクイック」です。

ラクイック搭載機種なら、鍵をバッグに入れたままでも、電源オンでロック解除が連動します!

感動的な便利さ!

これは一度使うと手放せなくなる便利さです。ラクイックがあれば、乗り降りするたびに、鍵をガチャガチャする煩わしさ(わずらわしさ)から開放されます。

非常に便利なラクイックですが、唯一のネックが価格です。ラクイック搭載の「ビビ・EX」は、非搭載の下位機種「ビビ・DX」に比べ、定価ベースで2万7,000円も高くなります。

この価格差は悩ましいところです。しかし、実際に自分もラクイック搭載の「ビビ・EX」を購入しましたが、奮発して大正解だと思っています。これはオススメです。

ポイント

スマートキー機能「ラクイック」は、最強すぎるオマケ機能。ラクイック目当てで指名買いするのも全然アリ、というくらい便利です。

車重がやや重い

Panasonic製品でマイナスの特徴を一つ挙げるならば、他の2社に比べて車体が重いことでしょう。

1人乗りモデルで車体重量を比較すると、パナ製品は1割ほど重いことがわかります。

メーカーモデル重量
Panasonicビビ・DX29.1kg
ヤマハPas with SP27.5kg
ブリジストンアシスタFD26.3kg

Panasonicもこの点は心配しているのか、軽量モデルの「ビビ・L」と超軽量モデルの「ビビ・L・20」をラインナップに加えています。

大きな段差などで自転車を持ち上げる機会の多い方は、少し頭に入れておきたいスペックです。

製品ラインナップ

Panasonic製品の主力ラインナップは、子供乗せモデルの「Gyutto(ギュット)」と、1人乗りモデルの「V!VI!(ビビ)」です。

Gyutto(ギュット)

子供乗せモデル。4歳未満(身長100cm以下)なら前乗せの「クルーム」、6歳未満(身長115cm以下)まで長く乗れる後ろ乗せの「アニーズ」があります。

モデル税抜き定価バッテリー特徴
ギュット・クルーム・EX16万5,800円16.0AhDXとの違いは「ラクイック」。
ギュット・クルーム・DX14万9,800円16.0Ah前乗せモデルの標準機種。
ギュット・アニーズ・EX15万8,800円16.0AhDXとの違いは「ラクイック」。
ギュット・アニーズ・DX13万9,800円16.0Ah迷ったらコレ!後ろ乗せモデルの標準機種。
ギュット・アニーズ・SX13万4,800円12.0AhDXよりバッテリーが少なく、コスパ悪し。
ギュット・アニーズ・DX2613万9,800円16.0Ahチャイルドシートを外せば26インチ1人乗り自転車に!
ギュット・ステージ・2212万4,000円12.0Ah後からチャイルドシートを設置できる22インチ1人乗り。
ギュット・アニーズ・KE19万8,000円20.0Ah最強の20,0Ahバッテリー搭載!子供2人乗せならコレ!

基本的には「ギュット・アニーズ・DX」の一択でいいでしょう。

なお、保育園の送り迎えなどで、一日に何度も自転車に乗り降りする人は、スマートキー機能「ラクイック」を搭載したEXシリーズがお勧めです。わたしもラクイック搭載機を使っていますが、鍵無しで後輪を解錠できるのは非常に便利です。

V!V!(ビビ)

1人乗りモデル。主力は「ビビ・EX」と「ビビ・DX」。「ビビ・L」は軽量タイプ、「ビビライフ」はユニークな三輪タイプでお年寄りにも安心です。

モデル税抜き定価バッテリー特徴
ビビ・EX13万7,800円16.0AhDXとの違いは「ラクイック」。予算あるならオススメ
ビビ・DX11万800円16.0Ahベストバイ!Panasonicの主力製品はコレ
ビビ・L10万8,800円12.0Ah軽量アルミフレーム採用機種
ビビ・L・2010万8,800円12.0Ahビビシリーズ最軽量。これだけ20インチ
ビビ・SX8万5,000円8.0Ah低価格でも8.0Ahバッテリーを搭載!
ビビライフ19万5,000円16.0Ah唯一の3輪タイプ

Panasonicの主力機種「ビビ・DX」は高コスパで死角なし。予算があるなら「ラクイック」搭載の「ビビ・EX」もオススメ。筆者も自腹購入で愛用中ですが、スマートキーは便利ですよ!

セカンドバイ

また、片道1kmくらいの近距離移動が中心なら、圧倒的コストパフォーマンスの「ビビ・SX」が最強。この価格で8.0Ahバッテリー搭載はPanasonicだけ!

ポイント

駅前までのチョイ乗りなら、圧倒的コストパフォーマンスの「ビビ・SX」がオススメ。この価格で8.0Ahバッテリー搭載はPanasonicだけ!

その他、通勤・通学モデルのTIMO(ティモ)と、個性派揃いのSports&Fashion、さらに、営業周りに向いたBusinessがラインナップされています。

シリーズ特徴
TIMO(ティモ)ヤマハ対抗のおしゃれなデザイン。価格はビビより少し高い
Sports&Fashionマウンテンバイクタイプなど。適用身長が高いので注意
Business営業周りなどに。頑丈なパーツを一部採用

これらの機種は、デザイン性や用途に特化しているため、価格的には割高です。1人乗り自転車としてのコスパを重視するならば、「ビビ」一択で間違いありません。

ヤマハ

続いてヤマハです。1993年に世界初の電動アシスト自転車「Pas」を開発したのがヤマハです。

ヤマハの製品ラインナップは、スポーツモデルが少ないことを除けば、Panasonicとほぼ同様です。製品名が「Pas」ブランドに統一されているため、製品名から車種を区別しづらいのが難点です。

ちょっとカッコいいデザイン性

走りの性能とは無関係ですが、「ちょっとカッコいい」のがヤマハの最大の特長です。

主力製品「Pas with」のデザインは、ヤマハスクーターの定番「スーパーカブ」を彷彿とさせます。車体フレームの曲線美は、ヤマハならではのデザイン性ですね。

さらに、ブレーキなどのワイヤーケーブルをフレーム内に隠す仕様も、多くの機種で採用しています。この仕様は、Panasonicの最上位機種「ビビ・EX」でも採用されていません。

ポイント

売り場で「ちょっとカッコいい」と思えるのは断然ヤマハ!コスパや小さな性能差より、デザイン性を重視するのもアリでしょう。

5ファンクションメーター

バイクメーカーらしさを出しているのが、手元の操作パネルですね。

操作パネルの情報量はとても豊富で、走行速度や残り走行可能距離まで表示してくれます。

ただし、自動車のようにスピード違反に注意する必要は無い(時速30キロも出ない)ので、速度計の実用性は高くないでしょう。

トリプルセンサーシステム

より快適なアシスト制御を可能とするため、第3のセンサーである「クランク回転センサー」を搭載しています。

「クランク回転センサー」は、坂道で絶え間なくアシストするための機能です。Panasonicとブリジストンはダブルセンサーなので、ヤマハの独自機能と言えます。

ただし、せっかくの独自機能ですが、現在ではあまりアピールされていません。結局のところ、アシストレベルを「強モード」にすれば、常に最大出力を得られることが理由かと思われます。

アシストレベルは参考程度に

ヤマハのカタログを見ていると、「アシストレベル」という他メーカーには無い表示があります。

こちら、星が多いほどパワーが強そうで、購入予定者としては非常に気になりますよね。

しかし、自転車売り場のメカニックによれば、「電動自転車の動力性能には法規制があり、売り場価格が10万円以上の高級機種では、ほぼ上限のアシスト性能を搭載しているはず」とのこと。

製品ラインナップ

ヤマハの製品ラインナップは、Panasonicとほぼ同様です。ヤマハ製品の定価表示は全て「税込み」価格なので、パナ製品との比較時にはご注意ください。

子供乗せモデル

身長100cm以下なら前乗せの「Pas Kiss mini」、身長115cmまで対応可能な後ろ乗せの「Pas Babby」があります。車輪サイズは20インチです(ディズニーモデルは24インチ)。

基本的にヤマハはPanasonicよりコスパが悪いですが、製品名に「SP」の付いた上級モデルはパナ製品より低い価格設定となっています。バッテリーはパナ製品の16.0Ahより少し劣りますが、コスパは同等です。

モデル税抜き定価バッテリー特徴
Kiss mini un SP14万4,000円15.4Ah◎良い。パナの「ギュット・クルーム DX」より安い
Kiss mini un14万0,000円12.3Ah×ダメ。SPと4千円差でバッテリーが3.1Ahも落ちる
Babby un SP13万8,000円15.4Ah◎良い。パナの「ギュット・アニーズ DX」より安い
Babby un13万4,000円12.3Ah×ダメ。SPと4千円差でバッテリーが3.1Ahも落ちる
Babby un12万5,000円12.3Ah上と製品名同じで分かりづらいが、チャイルドシートの無いモデル
Crew Disney16万8,000円12.3Ahこれだけ24インチ。ディズニー料は約3万円
スタンダードモデル(1人乗り)

1人乗りの主力製品が「Pas with」シリーズです。

Panasonicの「ビビ」と直接の競合関係にありますが、かなりコスパで劣ります。あえてオススメを挙げるなら、デザイン面では抜群に垢抜けた「With DX」でしょう。

モデル税抜き定価バッテリー特徴
With SP13万9,000円15.4Ah16.0Ahバッテリーを搭載したパナ製品より3万円割高
With DX11万5,000円12.3Ahレザー・籐風のカゴ・サドル・ハンドルを採用
With11万0,000円12.3Ah主力製品だがPanasonicにコスパ負け
ナチュラM9万3,000円6.2AhPanasonicの「ビビ・SX」を買うのが普通
その他の1人乗りモデル

その他の1人乗りモデルで注目なのは5段変速ギアと27インチタイヤを搭載した「シティモデル」です。

こちら、平地での高速走行にも急勾配での坂道にも威力を発揮しますが、3段変速の「With」シリーズより燃費が落ちるので注意してください。具体的には、オートエコモードで13kmほど走行可能距離が落ちます。

シリーズ特徴
シティモデル5段変速&27インチタイヤを採用。3段変速の「With」より燃費が落ちる
ファッショナブルレザー風パーツ採用。Pas minaのフレームはお洒落度高い
スポーティモデルいわゆるマウンテンバイクモデル
やさしさモデル乗り降りしやすい。適応身長133cmからOK
その他三輪タイプと営業周りタフモデル

ブリジストン

最後にブリジストンです。ブリジストンは「小技」が多いので、スペックマニアにはたまりません。

両輪駆動システム

ブリジストンの電動自転車には、従来型の「センタードライブ」モデルと、新型の「デュアルドライブ(両輪駆動)」モデルがあります。

両輪駆動モデルには、後述する「走りながら自動充電」など、ブリジストンの独自機能が満載されています。購入するなら両輪駆動モデルを選んでください。

両輪駆動では前輪にモーターを設置しているため、人力で後輪を動かしつつ、モーターに「前から引っぱってもらえる」感じでアシストされます。

両輪駆動のメリットとして、原理的には坂道等での直進安定性が期待できると思います。

走りながら自動充電

ブリジストンの目玉機能が、「走りながら自動充電」機能です。

ブレーキ時に生じるエネルギーを蓄電することで、「4日走ると、最大1日分を充電できる」と謳われています。加えて、こまめな充電が行われることで、「バッテリー寿命が1.5倍長持ちする」そうです。

「走りながら自動充電」がカタログ値どおりに機能するならば、走行可能距離は28%伸びることになります。70キロ走るモデルであれば、90キロ近く走れるということです。

「あっ!トヨタのプリウスと同じ機能だ」

と思いませんか?上で書いた両輪駆動もそうですが、ブリジストンは自動車発想の「小技」を電動自転車に投入している印象があります。

注意ポイント

カタログ値では28%も長く走れる「走りながら自動充電」機能ですが、実使用では10%前後の燃費向上にとどまっています。(同社モニター調査)

2つの独自ブレーキシステム

さらに、ブリジストンはブレーキにも2つの独自機能を持っています。

まず1つ目は、「スマートコントロールブレーキ」。こちら、制動力の高い前輪ブレーキにより、雨天時の安全性を謳っています。

ただし、旧式のスマートコントロールブレーキについては、メーカーも認める問題点が指摘されています。型落ち車種を購入する場合は、十分に注意する必要があります。

2つ目の独自ブレーキ機能は、「モーターブレーキ」です。

こちら、下り坂では自動でブレーキが働き、スピードの出しすぎを抑えます。自動車を運転される方はピンとくるように、自動車のエンジンブレーキと同じ感覚です。

製品ラインナップ

ブリジストンの製品ラインナップは、1)子供乗せ、2)通学・普段使い、3)誰でも安心の3カテゴリーに大別されています。「誰でも安心自転車」の車種が多いのがブリジストンの特徴です。

子供乗せモデル

ブリジストンの子供乗せモデルは、14.3Ahという中間容量のバッテリーを採用することで、ラインナップを絞り込んでいます。

大容量バッテリー(15.4Ah)を搭載した「ピッケ ポーラーe」のみ前乗せで、それ以外は後ろ乗せモデルとなっています。

モデル税抜き定価バッテリー両輪駆動特徴
ピッケ ポーラーe14万3,800円15.4Ahなし自動充電非搭載。コスパはヤマハのkiss mini un SPと同等
ピッケ グリ dd14万8,800円14,3Ah搭載スタイリッシュなグリ。モブより燃費が良い
ピッケ モブ dd14万8,800円14.3Ah搭載乗り降りしやすいモブ
ハイディ ツー15万4,800円14.3Ah搭載雑誌Veryとのコラボモデル

「ピッケ グリ」と「ピッケ モブ」は「走りながら自動充電」機能を搭載していますが、より大容量の16.0Ahバッテリーを搭載したパナ製品(ビビ・DX)より9千円も高額です。

1人乗りモデル(通勤・普段使い)

ブリジストンの1人乗りモデルは、両輪駆動の「フロンティア」と、従来型の「アシスタ」に大別できます。他の2社とのコスパ比較は以下のとおりです。

シリーズ両輪駆動コスパ
フロンティア搭載大容量バッテリー搭載のパナ製品より1万円前後高い
アシスタなしコスパはヤマハ製品と同等

続いて、個別の製品比較に移りましょう。

ブリジストンの1人乗り自転車では、両輪駆動モデルの「フロンティア デラックス」の一択であると考えます。その他の車種は、コスパ面でPanasonicに大きく見劣りします。

モデル税抜き定価バッテリー両輪駆動特徴
フロンティア デラックス12万4,800円14.3Ah搭載自動充電が欲しいならコレ
フロンティア11万4,800円8.8Ah搭載8.0Ahバッテリー搭載のパナ製品(ビビ・SX)が8.5万円なのでコスパ厳しい
アシスタ ファインデラックス11万9,800円15.4Ahなしコスパではパナ製品に完敗
アシスタ ファインオープン6.2Ahなし実売8.5万円(税込み)。パナ製品(ビビ・SX)を選ぶのが無難
ステップクルーズe12万9,800円14.3Ah搭載スタイリッシュだが、ロックなどの周辺機能はフロンティアデラックスより劣るので注意

なお、上記以外にも、「フロンティア デラックス」のカラータイヤ採用モデルや、デザイン性を高めた「アルベルトe」、スポーティーな「リアルストリーム」がラインナップされています。(ベースモデルより当然割高なので詳細割愛)。

1人乗りモデル(誰でもあんしん)

シニア向けモデル(誰でもあんしん自転車)の豊富さは、ブリジストンの製品ラインナップの特徴です。

こちらのシリーズでは、乗り降りのしやすい小径タイヤ(20・24インチ)を採用しています。

モデル税抜き定価バッテリー両輪駆動特徴
フロンティア ラクット11万7,800円14.3Ah搭載非常にコスパが良い。適用身長は128cm以上!
アシスタ ユニ プレミア11万2,800円12.3Ahなしわずか5千円の違いで、「フロンティア ラクット」より性能は大きく劣る。

セカンドバイ

一般的に、シニア向けモデルは割高な傾向がありますが、「フロンティア ラクット」はコスパ最強です。なんと、上で紹介したベースモデル(フロンティア デラックス)より、7千円も安い価格設定となっています。

ポイント

ベースモデルより7千円も安い「フロンティア ラクット」は、最強のシニア向けモデル。身長が低めの方や、両輪駆動モデルを少しでも安く買いたい方にもオススメです。

来シーズンも電動アシスト自転車がさらなる発展を遂げるよう祈りつつ、今回は以上っ!

-その他家電, トップ表示
-,