2021’辛口批評!防災用ラジオの選び方とおすすめは?

今回は、もしもに備えて用意したい「防災用ラジオ」の選び方とオススメを検証します。

防災用ラジオは手回しハンドルやソーラーパネルで自立発電ができ、スマホなどに給電が可能な製品もあるため、災害時の備えとしてあると安心です。

なお、防災用品については他にも書いていますので、あわせてお読みいただければ幸いです。

【最新】防災用ラジオの特徴と選び方

個別製品を比較する前に、まずは製品選びのポイントから説明します。

防災用ラジオの特徴と選び方

防災用ラジオ選びのポイントは、以下の6点を押さえれば十分です。防災用品という性質上、利便性だけでなく堅牢性やメーカーの信頼性も重要です。


  • 電池以外の動力源

    通常のラジオは電池又はバッテリー式ですが、防災用ラジオには電池以外の動力源が用意されています。意外に手回しハンドルの充電効率が優秀で、外部給電によりスマホ充電にも利用可能です。

    防災用ラジオの動力源の種類と特徴
    動力源電力特徴と耐久性
    ソーラーパネル使用は日中に限られるほか、天候にも左右される。ソーラーパネルも小さいため、スマホなど外部機器への給電は無理。
    手回しハンドル原始的であるが万能性の高い動力源で、意外に発電性能も高い。製品にもよるが、1分間の手回しで40分程度のスマホ待ち受けが可能。
    乾電池単3電池2本で、ラジオなら100時間程度使える。後述のとおり、スマホへの外部給電にも使えるため、電池1ダースくらいは備えておきたい。
    USB充電モバイルバッテリーからの充電。モバイルバッテリーは貴重なスマホ電源なので、防災用ラジオはその他の電源で使いましょう。

    ちなみに、ソーラーパネルがあれば便利そうに思えますが、実用レベルのスマホ充電にはレジャーシート大のソーラーパネルが必要です。ソーラー充電はラジオ用の補助電源くらいに考えておきましょう。

    ひかぱん
    ソニーの上位機種や大陸系ノーブランド製品にはソーラーパネルが搭載されていますが、充電効率は高くないので推奨しません。

  • スマホ等への外部給電機能

    重要 USB経由での外部給電が可能な製品は、スマホの充電にも使えます。非常用ラジオ本体の内蔵バッテリーのほか、手回しハンドルや乾電池も外部給電に利用できます。

    この機能は最近の防災用ラジオにはほぼ搭載されているので、古いタイプの製品からの買い替えポイントとなります。

    乾電池1本でできること

    単3電池1本からスマホへの外部給電で、16時間の待ち受けと25分間の連続通話が可能です(Sony ICF-B99の場合)。単3電池は1ダースくらいストックしておくと安心です。
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  • LEDライト(照明にも使えるタイプが便利)

    重要 防災ラジオに必ず搭載されているLEDライトですが、停電時にはビームタイプより照明タイプが便利です。また、強発光や点滅機能など、救助要請に役立つ機能を搭載した製品もあります。

    ひかぱん
    LEDライトはビームタイプ(よくある懐中電灯式)だけの製品が多いので注意。ここは製品選びのポイントです。

  • 内蔵バッテリー

    重要 防災用ラジオの多くは内蔵バッテリーを搭載していますが、オマケ程度の容量の製品が多いので注意してください。

    バッテリー容量を重視するなら、MIGHTY SY-003Pがオススメ。6400mAhの大容量バッテリーを搭載しており、スマホなら2回の充電が可能です。しかも、バッテリーはパナソニック製で良いパーツを使っています。

    なお、防災ラジオを使わず放置すると、内蔵バッテリーが過放電となり充電量が少なくなります。何度か充電を繰り返せば改善しますが、年に数度はメンテナンスのため充電しましょう。


  • 防塵・防水性能

    屋外で使用する可能性のある製品だけに、防塵・防水性能が表示されていると安心です。防塵・防水性能は「IP◯◯」と表示され、◯の中の数字が高いほど優秀です。詳しくは下表を参照。

    赤字は防災ラジオとして一般的な水準ですが、性能表示の無いものも含めてバラつきはあります。なお、比較のための参考として、iPhone(iPhoneX世代以降)の防塵防水性能はIP68と非常に堅牢です。


  • AM/FMラジオ(性能に大差なし)

    ラジオが主体の製品のわりに、ラジオそのものの性能に大差はありません。選局方法はデジタル方式のほうが普段使いに便利ですが、防災用品としての堅牢性を考えるとアナログ選局のほうが安心でしょう。

    「ワイドFM」って何?

    ワイドFMとは、障害物に弱いAM放送を、FM電波を使って受信する機能です。ソニーや東芝など国内メーカー製品では、わざわざ「ワイドFM対応」と表示していますが、90.1MHz以上の周波数に対応していれば受信可能です(ほとんどの製品が108MHzまで対応しています)。

なお、電子機器の内蔵部品(コンデンサやハンダなど)は、それほど寿命が長くありません。信頼性の高いメーカー品を選び、定期的な動作確認を行いましょう。

防災用ラジオのおすすめ4選

防災用ラジオでは以下の4製品がオススメです。それぞれの特徴と長所・短所を確認してきます。なお、ここでオススメする製品は、防災用ラジオに求められる4つの基本条件を全て満たしています。

防災用ラジオの基本条件

  • 手回しハンドルによる充電が可能
  • USB経由でスマホに給電が可能
  • LEDライトを内蔵
  • 基本的な防水設計(IPX3以上)

イチ押し ソニー ICF-B09 安心の国内メーカーで2種類のLEDライトを搭載

迷ったらコレ!

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防災用ラジオのベストバイなら、ソニーのICF-B09で決まり。もちろん防災用ラジオの基本条件は全て満たしつつ、停電時の照明にも使える2WAYのLEDライトを搭載しています。

もちろん大陸系ノーブランドに比べれば2倍近いお値段ですが、長期使用が前提なら国内メーカー製の安心感は欠かせません。

ここがオススメ!

なお、ソーラーパネルを搭載した上位機種のICF-B99については、LEDライトがビームタイプのみとなってしまいます。ソーラーパネルと2WAYライトのどちらが実用的かを考えると、こちらの製品(ICF-B09)をオススメします。

この製品の良いところ

  • 安心の国内メーカー製
  • 2種類のLEDライト搭載で、照明としても使用可能
  • IPX4の防水設計
  • 単3乾電池を使用
  • ガラケー充電アダプタなど充実の付属品

ここは改善を希望です

  • バッテリー容量が不明

SYRIDE MIGHTY(マイティ)SY-003P ガジェット好きにはたまらないフルスペック全部入り

こちら、ソニーなどと比べると耳慣れないメーカーの製品ですが、いま最も勢いのある防災用ラジオです。2019年に発売された初代機は半年で5千台の大ヒットを飛ばし、ユーザーの声をもとに短期間で改良を重ねています。

価格帯はソニーと同等で決して安くありませんが、ソーラーパネルやSOSアラーム付きのフルスペックで、持ち運びに便利なハンドルや6400mAhの大容量バッテリーなど、他の製品には無いコナレ感があります。

ひかぱん
防災用ラジオの内蔵バッテリーはオマケ程度のものも多いですが、本製品はスマホなら2回充電可能な大容量バッテリー(6400mAh)を内蔵しています。

なんと言っても、大型LCDパネルによるデジタル選局が目を引きますね。故障耐性ではアナログ選局のほうが有利ですが、こちらはラジオとしての使い勝手を重視した製品です。

この製品の良いところ

  • LCDディスプレイによるデジタル選局
  • パナソニック製大容量6400mAhバッテリー
  • 持ち運びに便利なハンドル付き
  • ソーラーパネル搭載
  • SOSアラーム搭載

ここは改善を希望です

  • LEDライトがビームタイプ(懐中電灯式)のみ
  • 防災用ラジオとしてはひと回り大きい
  • LCDパネルの耐衝撃性は気になる
  • デジタル部分が多いわりに防水性能はIPX3と控えめ

ミドリ安全 震災ヘルプⅡ ランタンにもなる防災メーカーの実用品

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レビュー数 2件・評価 ★★★★ 4.3点

ミドリ安全の「震災ヘルプⅡ」は、防災メーカーが作る実用性重視の製品です。大型のスイッチ類や特徴的なカラーリングのほか、10年保存可能な単4電池付きという徹底ぶりはお見事。

デザイン的にも目を引くLEDライトは2WAY式で、フックで吊るせばランタンになります。また、バッテリー残量が2段階でLED表示されるため、手回し充電が必要な目安にもなり便利です。

この製品の良いところ

  • 信頼の防災メーカー製
  • 2種類のLEDライト搭載
  • 吊るせばランタンになるフック付き
  • SOSアラーム搭載
  • LEDによるバッテリー残量表示(2段階)
  • 10年保存可能な単4電池が付属
  • 携帯電話コネクタが付属

ここは改善を希望です

  • バッテリー容量が不明

東芝 TY-JKR5 取り回しに便利な箱型デザインとお手頃価格が魅力

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東芝 ラジオ TY-JKR5 – 東芝(TOSHIBA)
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レビュー数 130件・評価 ★★★★ 4.1点・参考価格 4818円

最後は、作りが良くて低価格な東芝のTY-JKR5です。こちらの特徴はコンパクトで凹凸の無い箱型デザインで、収納時や携帯時の取り回しの良さが考慮されています。

また、防塵防水性能は「IP54」で、一般的な防災用ラジオより1ランク上の防水性能となっています。ちなみに、防塵性能を表示している機種は珍しいです。

この製品の良いところ

  • 安心の国内メーカー製
  • コンパクトで凹凸の無い箱型デザイン
  • 他より少し良い「IP54」の防塵防水性能
  • しっかりした作りで4千円台の高コスパ

ここは改善を希望です

  • LEDライトがビームタイプ(懐中電灯式)のみ
  • バッテリー容量が不明

防災用ラジオの選び方とおすすめは、以上となります。

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